今回はプロペシアについての説明です。プロペシアはフィナステリドを有効成分とする商品名です。日本では2005年より万有製薬が販売を開始した男性型脱毛症(AGA)の治療薬です。フィナステリドは、もともと前立腺肥大症の治療薬としてアメリカの食品医薬品局が承認したプロスカ―という名の製剤です。その臨床試験から薄毛の治療薬としての可能性が追求され、1997年に認可されました。それからフィナステリドは、世界でも類をみない「飲む育毛剤」として、その実効性の高さが認められ、現在は60以上の国の保健機関が認可するまでになっています。万有製薬の調査では、1年間毎日服用した人のうち、約6割に髪が生え、残る4割は(髪が生えないながらも)現状から薄毛の進行がほぼストップしているとの調査結果がでています。薄毛進行が止まらないという人は数%に過ぎず、これが3年間になると発毛した人の割合は8割近くにまで上昇します。ところでプロペシアの話を出しますと「性的不能になるなど副作用が多くてダメ」という声をよく聞きます。これはネット世界の都市伝説に基づく誤りです。確かに服用者のうちの1%が、性欲減退や勃起機能不全を「訴えた」が、性欲が関わるホルモンとは直接関係ないので、気分的なものだと考えられます。ちなみに妊婦にプロペシアは不適です。これは薬理作用によって「男子胎児の生殖器官などの正常発育に影響を及ぼす恐れ」があるためです。
プロペシアって?
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